「マーメイド」

 

夕日に染まった海岸の赤に

君の横顔をみてると思い出してしまう

楽しかったあの日々を

いろんな事があったよね

笑ったり…

泣いたり…

怒って…けんかしたり…

どれも大切な思い出

 

小さな木箱に無理やり詰め込んじゃって

鍵をかけておけばよかったのに…

 

真っ赤に染まった海に

マーメイドは帰っていき

僕のもとに帰ってくる事はもうないのだろう

 

さよならだ…

 

赤い風は僕の頬をやさしくくすぐっていった

ぬれた頬にひんやりとした感触を残して…