都会

今、私は都会の空気の中
夜のネオンが身にしみる
 
都会には何でもあるんだと思ってた…
 
4月、春の風
花のにおいに誘われて
桜の花が舞っていく
その美しい光景も
都会の夜はのみこんでいく
 
夜の光は不気味に笑った
 
思い出す…
あのころの風景
あのにおい・あのいろ
あのひかりがまぶたの裏に張り付いて
私に懐かしく思わせる
 
私はこの空気には
まだなじめそうにない

 

仙台に引っ越して初めて描いた詩です