「月、無音、窓辺にて」
(神崎翔さんが送ってくれました)
夜風にあたりながら
星一つ見えない空を眺めた
雲は流れるのに
その隙間に灯火すら見つけられない
月光に照らされながら
遠いかの地を夢見た
手に届きそうでなかなか届かない
永遠のユートピア
雨上がりの夜風が冷たく舞い込み
雲間から見える黄金のベールにつつまれて
それでもまだ動けない
それはまるで
運命にもてあそばれているかのように
いまでも君のことが…………